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3月とハイドレンジア

今日も推しが尊いと感じているブログ

NEWS「NEVERLAND」にフルボッコされた話

唐突ですが、今回はアイドル「NEWS」の最新作について語りたいと思います。

 

思えば僕がNEWSに興味を持つようになったのは、2016年の春でした。アルバム「QUARTETTO」をレンタルで聴き、楽曲の良さ、個性的なメンバー、抜群の歌唱力等に衝撃を受けたことに由来します。

 

その後、24時間テレビへの出演や「恋を知らない君へ」「EMMA」のリリースがあり、それらも一応チェックをしていましたが、アルバムがリリースされること、そしてそのアルバムの様子がどうもおかしいこと、リード曲が自分の知ってるアイドルの"それ"じゃないことなど、いろんな要因が重なり今回初めてNEWSのCDを購入することとなったのです。

 

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3/21の僕「わーい!やっとアルバムを家に迎えたぞ! さて開封してみるか!」

 

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「...ん? 招待状と...鍵...?」

一瞬頭が混乱しました。CDケースの隙間に亡くなった実母の手紙を入れたり、アルバムの限定版に"自我を持つグラサン"を付けてきたアーティスト *1は知っていましたが、まさかこうなるとは。

 

またアルバムを1周しただけでも分かるこの恐ろしさを事細かに伝えたく、以下各曲のレビューしていきたいと思います。

 

 

1.“The Entrance”

 

「ようこそネバーランドへ。」という台詞から始まるInterlude。 CDを再生して真っ先に流れてくるのがNEWSの声でも、楽器の音でもなく、大御所・矢島正明さんのナレーションとは誰が予想したでしょうか。

この世界の案内人、ミスター・インポッシブルからの挨拶があり、確かな話術と信頼感のある声色で、これからこの世界が開けていくことにワクワクさせてくれます。

 

2.NEVERLAND

 

本作のリード曲。可愛らしくキラキラしたタイトルの真逆を行く壮大かつシリアスさを含んだ大作。ディズニー的なものを想像してたら進撃の巨人だったみたいなギャップ。サビの「SOUND,with the~」で心臓を捧げよのポーズをしたくなる。子どもたちによる語りやバックで聞こえる迫力あるコーラスが印象的で、楽曲の世界観が"3次元(アイドル)独特のキラキラした雰囲気"ではなく”2次元の持つ非現実的な雰囲気"というのもあって、ただのアイドルの音楽じゃない力強さを感じます。

 

3.アン・ドゥ・トロワ

 

打って変わって、軽やかなピアノとリズムトラックが心地いい楽曲。楽曲の爽やかさの反面、「sweetieな心体」や「君とイキたい」、「splashなshow time」と、過激な歌詞が散りばめられた エロ曲。

 

4.EMMA

 

歌番組ではジャケットプレイが凄いと出るたび取り沙汰されたシングル曲。誤解されるのを承知で書きますが、ダサいですよねこの曲。ただ、それは悪い意味ではなく、イントロのブルースハープや現実味のない歌詞だったり、さながらロックバンド「9mm Parabellum Bullet」のような"狙いすましたダサさ"的なものを感じるという個人的な所感です。


9mm Parabellum Bullet - Black Market Blues (参考)

 

5.“7 Elements”

 

再びミスター・インポッシブルが登場。2曲目に出てきた"7つの脅威"こと7つのエレメントの説明。これらについては実は公式HP等に出ていた宣伝にすでに出ていたり出てなかったり。そしてここから純な恋愛ゾーン(勝手に命名)へ突入。

 

6.Brightest

 

作詞はLISAさん、作曲は☆Taku Takahashiさんというm-floコンビによる提供曲。キラキラした電子音や少し変わった譜割り、エフェクトのかかった歌声など、聴いてて気持ちのいいアレンジの曲。手越の「キミは僕のBaby」の歌い方が個人的に凄く好きです。

m-floはどんな曲作ってるのか参考までに貼っておきます。)


m-flo / come again

 

7.Silent Love

 

「Brightest」が"恋のはじまり"とするなら、この曲は"もう後戻りできない恋"。歌の構成は、4人がそれぞれソロで歌い繋ぐちょっと変わった構成で、特にサビの手越の高音と増田さんの包み込むような低音とラップパートは必聴。(個人的な疑問として、非ジャニーズファンの男性声優ファンに増田君の低音はいかがなものか意見を聞きたい。)

 

8.恋を知らない君へ

 

今作では最も古いシングル曲。この曲を聴くと、去年の夏を思い出すなんて方もネットではチラホラとお見掛けしました。ボーカル、ピアノ、ストリングスがメインのシンプルなこの曲は、他のアルバム収録曲のクセが強い分かえって個性的に聞え、流れも自然に聴けてまさにベストポジションだと思いました。そして「甘酸っぱい青春」を象徴するかのようなこの曲でアルバムは折り返しに差し掛かります。

 

9.“Neverland Cast Members”

 

ネバーランドにおける「NEWS」の紹介。

手越は動力、小山さんは時空、加藤さんは言葉、増田くんは美観をそれぞれ司ってるとのこと。能力者かな?

いやまぁ分かります。手越はサッカー好きだし、小山さんは平日の日テレの夕方辺りの時間を操ってますし、加藤さんはほぼ年に1冊のペースで本出してますし、増田さんはオシャレ番長ですし。

そんなメンバー紹介の後、さらに非日常的な世界観の楽曲が続いていきます。

 

10.ミステリア

 

愛する人と踊ったり、愛せないほど傷つけあったりしてきたNEWSが対峙するのは”Mr.モンスター=ジブンの奥に潜む狂気の化身”。美しい世界観と狂気という二律背反のテーマもさながら、それを盛り上げる楽曲もとても綺麗。

編曲には佐々木博史氏が参加。嵐の「Monster」や「Sakura」等のストリングスの綺麗な楽曲を手掛けています。(ただ個人的にはKONAMI音楽ゲームに提供したプログレ曲の絶品っぷりを推していきたいです。)


GuitarFreaks&DrumMania 佐々木博史 - Concertino in Blue

 

11.BLACK FIRE

 

ポルノグラフィティGRANRODEOに通ずるような、少年ジャンプのマンガのOPにありそうなヘビィロック。イントロの加藤さんの高音シャウトは必聴。ペンライトではなく、頭を前後に振り回したくなるようなこの曲は、以前番組で共演のあったJUON氏と岸田勇気氏のお二人による作曲。ジャニーズ全体で見てもおそらく中々無いであろうジャンルに踏み切り、それにGOサインを出してくれた関係者各位に感謝しかないです。

 

 

12.ORIHIME

 

七夕とハイド&シーク(かくれんぼ)になぞらえた"終わってしまった初恋"。「キミは銀河に舞い上がった夢見るだけの光」という部分に、もう二度と会えない事実(死別)を想像させ、残された僕は「もういいかい?」と何度も呼んでみる。

悲しい。重い。

曲調は明るいのに、立ち尽くすしかないような絶望的なこの状況を、次の曲が希望を抱えて来てくれました。

 

13.流れ星

 

ヒロイズム氏&亀田誠治氏のNEWS界のゴールデンコンビによる楽曲。

明るいバンドサウンドに乗せて、"僕"は「もう行こう」と言い聞かせ、拭った涙を握りしめまた歩き出すことを決意する。「ORIHIME」の主人公のようにも、はたまた「NEWS」そのもののようにも受け取ることができる歌詞は、聴いた人の心に寄り添ってくれる、そんな力強さを感じました。

 

14.“The Grand Finale”

 

ネバーランドの世界を楽しめる旅の一先ずの終わりを告げるミスター・インポッシブル。次にまた来るときには、"NEWSをずっと愛し続ける心=鍵"が必要で、その鍵を大切に持っていてくださいと教えてくれます。そして、ネバーランドの外の世界”=現実"で大団円となります。

 

15.U R not alone

 

「Weeeek」の提供でお馴染みとなった、GReeeeNによる提供曲。

増田さん歌いだしの「拝啓あの日の僕へ」から最後まで綴られる言葉に今までの彼らの歩みが自然と重なります。「僕は誓うよ 一切引かないし 一切負けない」、「目指す場所へ行くと決めたんだろう?」と心を揺さぶる激励やメッセージが連なっていきます。元々9人でスタートして、現在の4人での活動に至った彼らはこの事実を否定することなく、かつ4人で今までの自分たちを超えてみせると誓いました。だからこそ、今だけじゃなく過去の自分も連れて、前へ進んでいくんだという覚悟と、独りじゃないんだと叫ぶこの曲は、まさに"「NEWS」「NEWS」による「NEWS」のためのアンセム"なのだと思いました。

 

こうして最高のエンディングで幕を下し、最後に一言のメッセージが添えられます。

 

16.“To Be Continued…”

 

ミスター・インポッシブル「ネバーランドの旅は ネバーランドツアーへ...つづく!!」

 

まとめ

もうすでに多くの方がブログやtwitter等で詳しく書かれているとおり、とても作りこまれている世界感で、一端のアイドルの曲に収まらない、彼らの歴史とリンクした熱量の高い作品となっています。この時代、アイドルの曲が生半可じゃないことはきっと分かる人には分かるはずで、まさにこれがそれを分かりやすく伝えているんじゃないかと思えました。

どうかこのアルバムがジャニーズファンのみならず、多くの方に聴いてもらえるよう願うばかりです。

 

それでは、今回はここまで。ありがとうございました!

*1:Sound Horizonのこと。さらにそのBlu-rayの限定版では箪笥が付いてきた